マシュマロクッション・・の続き

前回、ジョバンニが乗りこなせなかった
マシュマロクッションのパイロットに







「ニュータイプ(愛玩犬)だから！」と
名乗りを上げたリンクス・・・





さて、その後のモビル・・いや、
マシュマロスーツの行方は？！

まぁ・・・私が座る時に
使おうかと思ったけど・・・

そんなに欲しいんなら・・・
ジョバ兄ちゃんが良いって言うなら、
リンが使えば良いと思うよ。



リンクス
「じゃあ・・・ここに、
こうして玩具を置いて・・・」

んー？




リンクス
「んー♪良い玩具！
素晴らしい玩具！！」

ジョバンニ
「良いなぁ・・・」


え？何？


ジョバンニ
「これ、俺のものにする。」

リンクス
「えー？」




リンクス
「ずるいよ！兄ちゃん！！」

ジョバンニ
「ずるくない。
俺、兄ちゃんだから当然。」




リンクス
「返してよー。」

ジョバンニ
「嫌だね。俺のだ。」




リンクス
「あれ？気が付かないうちに
何かに乗っちゃったけど～・・・」

・・・・・・・・・。




リンクス
「ここは何かな？
軟らかいなぁ～♪」

ジョバンニ
「玩具、俺のもの♪」

・・・・・・・・見事だな。


リンクス
「ふぅ～・・何だか、
眠くなってきちゃったぁ。」

しかし小僧、
自分の力で勝ったのではないぞ。
あの玩具の魅力のおかげだということを忘れるな。


リンクス
「良いじゃな～い？
誰も使わないよりはさぁ～♪」

・・・・・・まぁね。





ジョバ、良いの？

ジョバンニ
「良い。俺には床と言うベッドがあるんだ。
こんなに自由で広い寝床はない。」


あー・・・そう。


リンクス
「まるで～・・・
ママンに抱きしめられているみたいぃ～・・」

いや・・・それ、
別の商品のキャッチフレーズだから。
(マザーボールっていう先行した同様商品のです。)


ジョバンニ
「あー、床最高♪」






・・・そうだった。

6年間、嫌って程何度も
思い知らされてたんだった。

飼い主の気持ちなんか・・・・

いつだって空回りなのさ。