スペインの風

親が、
スペインから帰ってきて
お土産をくれました。

まぁ、何つぅの？
ある意味お約束ですよね？
お酒。

ワインです。
まだ飲んでないですけど・・・




そして・・・


何か上等なオリーブオイルを
贅沢に配合したらしいボディオイル。

これが・・・・おばあちゃん家臭い。





いや、
ラベンダーの香りなんですけどね・・・

うちの祖母の家は、
祖母と叔母がハーブ教室(カルチャーセンターか何かの)に
通っていた名残で、ありとあらゆる所に
ラベンダーのドライハーブが置いてあるんですよ。

で、少量だとほんのり香る・・または殆ど匂わないハーブも、
家中至る所に置いてあると、それはそれなりの効果を発揮するもので・・・

どんだけリラックスしたいんだよ？！
つぅか臭くて寛げねぇよ！
・・・みたいな事になるんですよね。

で、そんな祖母と叔母は、とにかく我武者羅に
ラベンダー爆弾を量産してた時期がありまして、
それを・・・親切心と言う名の甲殻に包んで、
うちの実家にも投下しまくったんですよ。

そんな訳で、これまたお約束で
私も妹もあんまりラベンダーの匂いが好きじゃないんですけど、
このボディオイルはまさにその暗黒の記憶を呼び覚ます、
ラベンダーの・・・ハーブの香りがしました。
えぇ、恐らく天然の匂いでしょう。えぇ・・忘れもしませんから。
きっとハーブの匂いです。

えーっと・・・あぁ。

私は、サグラダファミリアの
模型か写真集をお願いしてたんですけど、
どっちも頂けました。



写真集(っていうか･･何だろな？本。)は
冒頭の写真に写ってる
←このデカイやつ。
日本語版が売ってるんだそうです。
まぁ、この辺りはきっと多いんでしょうね。
日本からの観光客が。(日本人の彫刻技師も居るしね。)




これ面白い本です。
まだ全然ちゃんと見れてないですけど、
サグラダファミリアについてのみならず、
ガウディについても色々説明がされていて、へー・・って感じ。

で、模型。



誕生の門・・・のみ。

えー・・・・っとね、
イメージの中のサグラダファミリアは、
むしろこの背後の部分って言うか･･･
全体のシルエットが山形じゃない？
(え?私だけなの？)





まぁ、裏まで良く出来てるけどさ。
サグラダファミリアの
ミュージアムショップで売ってたらしいです。

・・・・・うん、まぁ・・・うん。
うん・・・。





でもアレだ。
もっと石色のイメージだったけど、
結構色が付いてる部位があるんだね。

塔の天辺に、
こんなの付いてるの知らなかったです。




これ、実物の写真。
・・・・・・うん。
立派な物なんですね。





いや、
あの何か微妙な感じはありますけど、
でも嬉しかったです。

模型とか良いよね。
(飾る場所無いけどね。)

好きなんで、本当嬉しかったです。

・・・・でだ。

チャレンジャーな我が妹は、
「何か面白い物を・・」
という漠然としたリクエストをしていたらしい。

自慢じゃないけど、
うちの親のお土産センスはちょっとおかしい。

何故なら、具体的なリクエストをしないと、
『自分達が興味深々で手に取って詳しく見たいけど、
別に保持はしたくない物』を買ってくるからだ。

クリスマスシーズンになると、
現在ではお店のディスプレイで良く見かける、
歌って踊るサンタ人形を、
日本に輸入される遥か前にアメリカ土産で買って来た事がある。

ちなみに、その当時既に私も妹もそれなりに育ってた。
お人形を喜ぶ歳ではなかった。
(いや、お人形を喜ぶ年でもあのサンタを喜ぶかは微妙だ。）
しかも、この時のサンタと迷ったもう1個のチョイスは、
歌って踊る(固定された板の上でウニウニ動く)魚だったらしい。
これも結構後に日本で見かけた。

トイザラスが日本に入って来るもっと前の話だ。

色んな形を模した文房具のセットを買って来た事もあった。

私のは、冷蔵庫型のケースに
野菜や肉の形のホチキスとかメジャーとかペンとかが詰まってた。
妹のは飛行機の各パーツ(翼やタイヤ)が文房具で出来ていた。

暫くしたら日本でも見かけたが、アレも当時は日本に無かった・・・けど、
それなりに私も妹も育ってて、文房具セットにお世話になる歳じゃなかった。

イグアナのフィギュアを買って来た事もある。
何処のお土産だったか忘れたが、
何もそんな所でこんな物買わなくても良いだろうに・・
って言うような国のお土産だった。

ちなみに、親はイグアナだと言ったが、
正しくはバジリスクという爬虫類のフィギュアだ。
(確かに幼体の頃のグリーンイグアナとバジリスクは良く似ている。
・・いや、そんな事はフィギュアには関係ない。)

エジプト土産で、パピルスに描かれたデカイ絵も買ってきた。
神様を描いたありがたい絵なので、毎日拝めと言われたが、
私が受け取った時は既に、両親の手によって
ご丁寧に額に入れるためにトリミングされていた。
(ありがたい絵なんじゃないの？)

あぁ･･･何処土産だか忘れたけど、
アステカの何チャラだと言って、
木片で作ったでっかいモザイクの円盤を買って来た事もある。

そんな感じの両親が、
「面白い物」というお題に大いなる自由度を見出して、
そりゃあもう好き勝手に選ぶのは目に見えて居たので、
どんな物が来るのかと思ったら・・・



ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ。

・・・・・・・・うん。
あー、そうか。
行って来たのか。
そっちの方に。うん。
水車と戦ってきたのかい？



これを見たチィ姉ちゃんは一言・・・・



「槍・・・細っ。」









・・・・・・・・・うん。そうだね。
ハッチみたいだね。

そんな楽しいスペイン土産に、
時に腹を抱えて大爆笑し、時に頭を抱えて困惑しつつ、
夜は更けていくのでした。

犬達は・・・・・・



ワインが被っていたネットで、
チィ姉ちゃんに弄ばれておりましたよ。

あぁ・・ジョバンニ、何て姿に・・・









本犬、あんまり
気にしてないみたいだったけどね。






その後リンクスが
満身創痍みたいになってました。






*****おまけ*****

↓タマん家の不思議現象↓


写真を撮っているとき、
画角の端に見切れていた犬が・・・・









ピントを合わせている
ほんの短い間に、
良く似た別犬になっていたりする。