美しすぎる石達

またか・・・
とか思っちゃイヤン。

いや、本当にね、
貴方にもチェル・・・
この石達を見せてあげたい。

写真じゃなくて実物を見せてあげたい！

ビックリするよ？
不思議で。綺麗で。

ん～・・・まずは、
不思議ちゃん系からご紹介。


←これ、アイオライト。

和名は菫青石という石ですが、
こうしてみるとその名の通り、
青味かかったスミレ色の
美しい宝石です。


が、


角度を変えて見ていくと、
あ～ら、不思議♪

←あの濃い菫色が
消え失せる角度がある。



これは多色性と言う・・・
結晶内に入った光の振動の幅と結晶の方位関係で、
目に跳ね返って映る色が変わる現象らしいです。

ん～、難しいね。

結晶内に入った光の反射が、
ある角度から見ると菫色に見える分の光の波長だけが
目まで真っ直ぐに跳ね返って映り、
別の角度からはさっき跳ね返った波長は、
別の反射する波長とぶつかったり、あさっての方向に反射してたりして、
目まで跳ね返ってこない
(それがこの石の構造の場合たまたま無色に見える）
・・・・みたいな事かな？？

なんにしても不思議。

不思議と言えば～・・・



王道だけど、
←これ、ムーンストーン。
和名「月長石」。




その昔、人々はこの石を
「月の光の結晶」と言ったとか。

解る気がしますよね。
そう思っちゃう気持ち。


これは
レインボームーンストーンという石で、
通常のムーンストーンよりモヤッとした
マルチな色の光彩が見られます。

綺麗ね。



綺麗って言やぁ、
世界には、天然とは思えない程綺麗な色石って
本当に沢山ありますよね。


←これ、ロードクロサイト。
ギリシャ語で
「薔薇色の石」という意味だそうです。





インカ帝国が栄えたアンデス山脈で産出される事から
別名「インカローズ」とも呼ぶらしい。

パワーストーンなどでは、こちらの名前が有名かも。


天然石の丸玉ビーズで
良く見られるインカローズを見ると
「インカの薔薇」と呼びたい気持ちも
何となく解りますね。

ちなみに恋愛運の石で、
女性に人気らしい。



恋愛運はともかく、
媚びたピンクではなく、温かみのある優しいピンク色で、
女の人は好感が持てる色なんじゃないかと思います。

あ、和名「菱マンガン鉱」なんですけどね。

私が所有している最初の写真の石は
アルゼンチン産の宝石レベルのルースですが、
何とこんな綺麗なピンクの石が北海道や青森でも採れるんですって！
（あくまでもイメージですが、ピンクと日本は無縁な感じがしてました。笑）

宝石レベルと言っても、
これはそんなに高い物じゃありません。


アメリカ・コロラド州の
スウィートホーム鉱山から
産出されるものが非常に美しく有名ですが、
こちらの鉱山は既に閉鎖されているので、
流通量も少なく高額取引されてます。



↑これはWEBで拾った画像。
ドン引きする様な価格の石なので
(と言っても「宝石」なら安いほう)

ルースコレクターじゃない私は
こんな高価な石は持ってません。

続いては、



←クリソプレーズ。
ギリシャ語で金の西洋ネギが語源です。

和名は「緑玉髄」
（・・・髄？何となくキモイよね。字が。）



ともあれ、この可愛い子ちゃんは
カルセドニーの一種です。

カルセドニーって・・・・えー・・・・・
面倒くさい説明しても面白くないと思うので・・・
ザックリな感じで言うと水晶の親戚です。

水晶系の細かい結晶が網目状に集まって
ギューッとした鉱物がカルセドニー。

この時に含まれる成分によって色が色々できるので、
その仲間にはカーネリアンやメノウなんかがあります。

クリソプレーズは、
含まれたニッケルによってこんな色なんだって～。

綺麗でしょ？


←そしてこれもカルセドニー。

これは「シーブルーカルセドニー」
和名は「玉髄」(カルセドニーの事)。




これは自然の色では無く、加工色のカルセドニーです。

といっても、着色ではないんですって。
何でもドイツの宝石加工技術者の
経験と知識の積み重なって出来た技で、
何かするとこの色になるらしいよ。(笑)

当然企業秘密で何してるのかは不明です。

が、綺麗よね。

アクセサリーでも好まれる、
南国の海の様な抜け感のあるシーブルーの石です。

ボンヤリ見てると、
フッハァ～・・・って胸がすっとなる色で癒されますよ。

と、
相変わらず石を眺めてニヤニヤしてます。

楽しいんだよ。
(でも「やはり宝石は仕舞っているより身に付けたい物だな。」
と思う辺り、私はコレクターではないのだよ。ヤマトの諸君。)