晩白柚よ、あんたが大将。

バンペイさん
「遂にこの時が来ちまったな・・・」

やっぱり行ってしまうのね・・・





バンペイさん
「あぁ。ここらが潮時・・
別れ時ってやつさ。」

そんなっ！やっぱり嫌よ！
バンペイさん!!




バンペイさん
「良い女は黙って見送るもんだぜ。
もっとマシな男を見つけて
幸せになんな。」

バンペイさん!!






バンペイさん
「楽しかったぜ。ありがとよ。」

バンペイさん!!
カムバーーーックッ!!





そんな訳で、我が家のアイドル、
バンペイさんは去ってゆきました。

後に残るは、食べ頃と思しき
世界最大の柑橘類、晩白柚。

頂きます。



まず、




頭を落とします。








はい。
まだ実は見えない。






中味を傷つけない様に注意しつつ、
皮に縦の切れ目を入れていきます。





が、流石世界最大の柑橘。



切れ目関係無ぇ・・・

まず、天辺の白い部分が
物凄い弾力で指が入らない。





何とか無理矢理指をねじ込んだら、
今度は皮が思ってたより厚くて、
切り込み全く意味を成さない。




そして・・・・


爪はげそう・・とか思いながら、
何とかカンとか剥いたものの、
今度は実のへその部分が
皮から離れない。

(当たり前っちゃ前なんだけど、
養分を運ぶだろう管が異常に太くて硬いのだ。)



取れた・・・・疲れた。
何これ？
こんな思いしなきゃ柑橘って
食べれないものなの？？




しかし実も皮も流石にデッカイ。


「被れるよ～♪」とか言って
ハシャグ残念な姉。

そしてそれを
「おぉ～♪」とか言いながら激写する
これまた残念な妹。

つまり残念な姉妹。



さぁ、いよいよ実を食すとしましょう!!

・・・ところが、私等はまだ、
世界最大を誇る柑橘を舐めていた。

ここからが更なる試練の道だった。




割れない・・・。





とんでもない結束力で、
房同士がスクラムを組んでいたのでした。

思い出しただけでも疲れるので、
明日に続きます。