メイド喫茶に行ってみた。

週末ですねぇ。
あぁ疲れた。
１週間って長いわ～。

さてさて、今日は初めてのメイド喫茶体験レポ！
店内撮影できないので写真少ないです。＾＾；

私のテリトリー内に「メイド喫茶」なるものが
出来たという情報を入手いたしました。

情報元はチィ姉ちゃん。

チィ姉ちゃんの情報元はお店の常連さんと店員さん。
その方たちはメイドさんと撮った写真を持っていたとか・・・

で、場所を聞いたら「え？あんないかがわしい通りに？？」って
感じだったので、ちょっとパトロールに行ってきました。
チィ姉ちゃんと一緒にね。

メイド喫茶に抱いていたイメージは、
非現実的なメルヘンチックな内装に、
アニメの声優声の微妙なビジュアルのメイドさんで、
意味不明な言葉を喋り、出てきたお料理を
追加料金でフーフーしてくれる・・・・怪しい・・・。

いや、怪しいけど、何て言うかほら、
偶像の世界を無理矢理実写にしたみたいな感じかと。

ところが聞いた場所は思いっきり飲み屋通り（スナック通り）。


こういう雑居ビルや小さなスナックが
そこらにウジャウジャです。





え～？あんな所に喫茶店なんかあったっけなぁ？などと
チィ姉ちゃんと話しながら、噂の通りを端から
看板探しながら歩いていくと・・・

「・・・・あれ、おかしくない？」




これ。



ひときわ異彩を放つ絵柄の看板を発見！！

２階のフロアに上がってみると・・



もう帰りたくなってくる
雰囲気ムンムンの怪しさ。






この廊下の突き当たり右手に入り口がありました。

店内の撮影は出来ないみたいだったので、
撮ってませんが、まず・・・

狭い！

抱いていたいメージとは全然違くて、
個人経営レベルのスナック位の広さに
Ｌ字のカウンターとボックス席（４人掛け）ｘ２。

そして・・・

暗い！

あれは喫茶店の照明じゃないね。
スナックだね。

行った時間も遅かったので、
お客様がすでに２名カウンターにいらして
お酒飲んでらっしゃいました。

入るなり、
「お帰りなさいませぇ♪お嬢様♪」と
アニメ声のメイドさんに迎えられ・・・

「あ・・・はい。ただいまです。」と
素っ頓狂な事をボソボソ言うタマ。
あまりの異質な空気にドン引き状態です。

が、そこは流石に接客業のメイドさん達、
笑顔でお出迎え＆初心者向けトーク。

カウンター席に案内され・・・

メイドさん
「メイド喫茶は初めてですかぁ？」

タマ
「・・えぇ・・はい。」

メイドさん
「わぁ、じゃあメイド喫茶デビューですねぇ～♪嬉しい♪
あ♪お嬢様、おタバコお吸いになりますかぁ？」

タマ
「はい。吸って良いものなら宜しくお願いします。」
（↑もう、ちょっと引きすぎておかしくなってた・・・）

チィ姉ちゃん
「女性のお客さんってあまり来ないでしょう？」

メイドさん
「そうですねぇ♪だからとっても嬉しいですぅ♪」

チィ姉ちゃん
「・・・・・メイドさん、おいくつなんですか？」

メイドさん
「15歳です。」

タマ＆チィ姉ちゃん
「・・・・・・・・あぁ、そうですか。」

しげしげと１５歳（ｘ１）と４歳（ｘ２）のメイドさんと店内を観察。

店内の液晶テレビ壁掛け型では
なにやら声優声の女の人３人が
アニメソングっぽい歌を歌っているライブ映像が
流れていました。

「誰だろうねぇこの人たちは～？」などと
チィ姉ちゃんと話しておりますと、
私の隣に座っておられたお客さんが
「涼宮ハルヒの憂鬱っていうアニメの声優さん達ですよ。」と
教えてくださいました。

え～・・・全然見た事無いアニメだったので、
話を広げられなくて申し訳なかったのですが、
ただ、昔に比べると今時の声優さんは
ビジュアルも可愛い人が多くなったのだなぁ・・と。

そのお客さん曰く、主役の声優さんは歌手でもあるのだそうです。
カウンター内ではメイドさん達がＤＶＤのライブ映像の
振り付けに合わせて踊っていました。

それをボンヤリと眺めながら、お隣のお客さんの
アニメトリビアに「へ～」なんて感心しておりますと、
また一人お客さんが。
どうも常連さんらしく、カラオケ（アニメ・ゲーム・特撮オンリー）を
歌われまして・・・それが、神業でした。

普通にお上手なんですが、裏声と普通の声を交互に
出して歌ったりするので、デュエットみたいに聞えたりして。
曲自体は全然知らない曲でしたが、非常に面白かったです。

何となくメイド喫茶（後から調べたらこの店は「メイド喫茶＆バー」らしい。）の
自分なりの楽しみ方を見出しかけた時、
カウンターの一番端で飲んでらしたオジサンが
メイドさんに絡み始めました。
内容を何となく聞いていると、
どうもポイントカードの新しい物が切れている為、
本日の分のポイントをどうしてくれるのか？みたいな事。

どうでも良いじゃねぇか・・・小させぇなぁ。なんて
思いながら事の成り行きを見ていましたが、
ちょっとシツコイし不毛な問答になってる感じ。

メイドさんは（←明らかに新人バイト）
「申し訳ありません＞＜」と誤り、
オジサンは
「だからどうするんだよ？もう来ないよ？
こういうのって不親切だよね？」
・・・・みたいな。

接客をしていたメイドさんの経験値はかなり低い様で、
「Ａ店のカードを代用していたんですけど、
当店様のを業者さんに頼んでいて、それが遅れててぇ・・」
と余計な情報をオジサンに与えてしまい、

オジサン
「○○に店あるの？じゃあそっち行くから住所教えてよ。」

メイドさん
「えっと・・・○○駅の西口のぉ・・・」

オジサン
「西口ってどっちだよ？」

こんなやりとりがウダウダと続いています。

バイト相手にそんなことごねたってしょうがないし、
このバイトさんも経験値が低すぎて気転が利かないな・・・
とその状況に嫌気がさして来た時、
他２名のお客さんが（男性です。）
話に割ってはいリました。

お客さんＡ
「西口って▲■側でしょう？」

お客さんＢ
「Ａ店の住所が解れば良いんですか？」

そしてＢさんはお財布を取り出し、
Ａ店のものとも思われるカードを出して、
自前のメモ用紙＆ペンで住所を書きしたため
そのオジサンに渡したのでした。
とっても穏やかなスマイルと共に・・・

オジサンはその後バツが悪そうにすごすごと退散。
（どうもこのオジサンはイチゲンさんのようです。）

「ありがとうございましたぁ。ＴmＴ」というメイドさんに

「いやぁ・・何でかな。良くこういう状況に居合わせるんですよ。」とＢさん。

Ｂさん
「さぁ何か歌おっかなぁ～♪」

Ａさん
「歌ってくださいよ～♪あ、ヤッターマン聞きたいなぁ。」
（もめ事が勃発する前にヤッターマンネタで盛り上がってたんです。）

これにはねぇ・・・タマ＆チィ姉ちゃん拍手でした。

いやだってさぁ正直怖いよ？酔っ払いのオジサン。
それなのにそこへ敢えて介入してって、
非常にジェントル且つ論理的に事を解決したんですよ。

行動に移せるかどうかってすごい勇気じゃないですか？！
うーん。きっと良い人達なんだね。

その後は話が盛り上がり（主にアニメ話）、
帰りにはメイドさんと写真を撮り（有料）
笑顔で帰宅したのでした。









何かね、解る気がしたよ。ハマル人の気持ち。

私はテレビっ子だけどアニメやゲーム、
特撮に特化してる訳じゃないです。
でもそういう話って日常周りの人とはあんまり出来ないでしょう？

例えば「すごく良い作品」はアニメだろうが実写だろうが
個人的にはすごく良かったりする訳ですが、
あまり熱く語るとアニメ・漫画・ゲームの場合異端者のような風に
見られたりするでしょう？いわゆるオタクってやつね。

きっと、メイド喫茶に通う人達って、
たまたま自分の趣向がアニメ・漫画・ゲームだったってだけで、
好きな話題で盛り上がれる場所がメイド喫茶とかなんじゃないのかな。

私がその日初めてのメイド喫茶でお会いした常連さん達は、
常識的で親切な人達でした。

むしろごねてた酔っ払いのオジサンが最悪だったさ。

そんな感じで初めてのメイド喫茶はとっても好印象だったのでした。

ところで後日談ですが・・・その次の日買い物の際にお財布を開けると
小銭入れに前夜のメイド喫茶のレシートが入っており、
ふとその裏が目に止まりました。



・・・何だろうこれ。
何の説明も無かったけど、
ポイントカードのスタンプの代わり？？







なんにしてもドキッとした。
こういうのも男性客がハマルポイントなんでしょうか？？

ちょっと・・・萌♪