開国博Ｙ150 【その３】

お次に目指すは赤レンガの隣辺り、
「トゥモロパーク」エリアです。

が・・何この赤レンガの人集り？？




スタッフの人に尋ねたら、
何か・・木村カエラちゃんのイベントがあるんだって。

ふーん・・・

「トゥモローパーク」の目的は、
未来シアターで上映されている
アニメーション作品「ＢＡＴＯＮ」。






プロデュース＆脚本の岩井俊二さんと、
製作に使われた手法、
ロトスコープに関心アリアリの私、
これは絶対見たかった。



ちなみにロトスコープっていうのは、
実写で撮影した演者の動きを、
セルに(今はデジタルなのかしら？)トレースするという、
リアルな動きは表現できるけど、
まんまお金も時間も倍かかる制作方法で、
ディズニー作品（昔の作品だったと思う）にも使用されてます。

それをね、わざわざ名優の方達を起用して作るって言うのよ。


←はい、これ主演者の方達。
普通に、ギャラかかってるのに
トレースしちゃった・・(泣)って感じです。

正直、実写で見たかったです。



ただ、物語の設定や世界観などを考えると、
実写で撮ったらセットやらＣＧやらで、
実現は可能だと思うけど相当なお金がかかりそうな感じ。
(いや、アニメでも衣装っぽいのまでは
作っちゃってるから、かなりかかってると思うけどね。)

で・・どうだったかと言うと、

教えない。(笑)

いやいや、それは冗談ですけどね。

ストーリーはベタな感じはすれど、
定番のテーマはやはり面白いです。って感じ。

ロトは・・・・これは好みによるんじゃないかなぁ・・・・

私はやっぱり・・・
せっかく役者さんで撮ったなら・・と、
役者の生身の表情が見たくなってしまった。

しかもトレースが・・なんて言うか・・
純粋に、コマとコマのつなぎがウゼェ。

キャラクターがジッとしているシーンで、
不自然なプルプルカクカクする動きが
目に付いて仕方なかった。

何となく原因は想像付くけど・・・

人間は、全く静止してる瞬間は無いのでね。

これ語り出すと、
開国博から話が逸れちゃうので割愛しますけど

・・・その点は本当に残念。
(実写で見てみたかったなぁ・・って
言ってる人凄く沢山見かけました。笑)

けど、良い悪いで判断したら、
私はとても面白い作品だと思いました。



ＤＶＤも買っちゃったよ。
(だって・・・３部作で
最終回しか上演見れなかったから。)




で、ＢＡＴＯＮを見終わって会場を出れば、
目の前のステージでは何か着ぐるみショーがやってました。


この悪そうな黒い船は
「ペリーテイト君」

やっぱり・・ペリーを
バカにしてんのか？？



イベントのマスコットキャラクター「たねまる君」に、
キャラクター交代を要求します。

「横浜は外人に色々教えてもらって真似しただけじゃん！」
とか、ネチネチと陰湿な虐めをするテイト君。

完全にヒールです。



そんな卑劣な攻撃で、
(心が)べコベコに凹んでしまった
たねまる君は・・・








ペリー来航当時から今も行き続けている
たまぐすの木のおじいさんに尋ねます。

・・・って板じゃん。
あ、口動くんだ･･その板。


もうね・・・何か適当だったよ。
子供騙しって言うんじゃなくて、何て言うか・・適当。

もうちょっと・・端の処理をきちんとしよっか？って感じ。

お姉さんは落ち込むたねまるを残して、
「じゃあ、私帰るね・・」とか帰っちゃうしね。

面白かったよ。
(しかも観客は大人が多かった。)

え？オチ？

それは君の目で見に行きたまへ!!(笑)

いやいやいや・・・あのねぇ・・
たまぐすジイサンがね、
良い感じに「ごっつぁんゴール」決めてました。

で、その後、



日産の
「スーパーハイビジョンシアター」へ。






順路の途中途中には、
ミストツイスターなる冷風機(？)が。

細かい霧をファンで飛ばしているのですが、
これが凄い涼しいのです。
(近付きすぎると湿っぽくなるけどね。）


そういえば・・・・


あちこちにある屋外施設のテント端から、
モファ～ッて霧が出てるのを見かけました。
霧が出ると急に涼しい空気が流れてくるので、
あれは何だー？と思ってたけど、
これ系の冷却装置だったんだねぇ。

良いね。素晴らしい。


さて、そんなミストツイスターに
クルクル当たりながら辿りついた日産パビリオン。




入っていきなり整理券。
えー？待つのー？
(ここまで割りとスンナリ来たのに・・)








しかし施設内には
ダンボールで作られた船が、
何艘も展示されてて・・





それぞれ色んな団体の方達が
作ったらしいんですが、
とても細かく出来てて、
上映までの時間は
退屈する事も無く待てました。



まぁ、そもそもそんなに長い時間待ってないし。(多分１５分程度)

で、ハイビジョンですけど・・・・えーっと・・・

つまんなかった。

いや、好みによりますよ！うん！

何のためのスーパーハイビジョンだコノヤロウ！とか、
画面近過ぎてピント合わないんだよコノヤロウ！とか、
内容無いじゃねぇかコノヤロウ！とか
思ったことは沢山あるけど、好みだよ。うん。多分。

そのまま、館内にいた観客は
ベルトコンベアの様に次の間に押し出され・・・

目に入って来たのは・・・



電気自動車～♪







Σ（ﾟ∀ﾟ*)

何か乗ってる？！





それと



沢山の円柱状の物体。(笑)

←これ、椅子。





紙(ダンボール？)で出来た台の上に、
プラスチックの板乗せた椅子です。

丈夫でシッカリしてる上に、
周囲は紙特有のフカフカな感触。
見た目もかなり可愛かったです。


で、
ここで見たのはぶっちゃけ日産の宣伝だね。

未来の地球のために、
日産は電気自動車でＣＯ２を削減してるのよー♪
・・みたいなＰＲ映像。

北極の氷が溶けて崩れる映像を見ては、
演者の子供が「白熊はどうなっちゃうんだろう？」と言い、

どっかの国の子供達が
「木を植えているんだー」と言うメッセージを送れば、
演者の子供は「みんな地球の事を考えているんだなー。」と・・

子供らしからぬセリフを繰り出します。



で、
皆の思いやりの言葉を葉っぱに書いて、








バルーンに浮かべよう！





という運びになるんですけど・・・ちょっと意味が解らない。
これやるのに、どんだけ資源かかってるのか・・・ねぇ？

まぁでも、折角だからやったけどね。(笑)



薄い紙の葉っぱに
「今日からできるエコな事」を書いて、
この穴に突っ込みます。






すると、
それは吸い上げられて、
この筒を通って・・・







バルーンへ。





・・・・うん。



その他にも、
パネルの上で足踏みすると、
その衝撃で発電し
エネルギーに変換されて・・・








自分の前の電気が点く・・・
って言うのもありました。





折角発電してるんだからさー・・・
お客さんの目に見える様に溜めてって、
それで何か動かせば良いのにね。
(さっきの葉っぱの一部に当てるとかさ。)

まぁ、良いけど。


この部屋、デカいバルーンだらけで、
実際凄く不思議で綺麗な光景なんですけど、
私のコンデジじゃ引けないので、
どんななのか伝わらないんですよね。

※行ける人は実際見に行ったら良い。
でも言っておこう。つまんないよ。日産。

あ、そういえば・・・


日産は、電気自動車を
１９４7年に初めて発売したんだってさ。

←こいつ。




なんと名前が・・・



「たま」(笑)
ちょっと親近感湧いた。







パビリオンを出ると、
目の前で写真屋さんが
頑張って商売してました。
「たねまる～ショットー♪」って
何だその掛け声？(笑)


1枚いくらか未確認ですが、ご興味ある方はどうぞ。
ＦＵＪＩフィルム系の写真屋さんでした。(笑)


そこからテクテク歩いて
象の鼻公園へ。

途中の波止場に
黒船(小さい)が停まってましたよ。





通りすがりで再び赤レンガ前を通ると、
まだ木村カエラさんのイベントの長蛇の列が・・

遠くに派手な唇型のゲートが見えました。
(同じ柄のＴシャツを着てる人を多く見かけたので、
彼女の何かのマークなのかも・・。)

象の鼻公園の目的は、
母曰く美術館があるとの事だったのですが、
実はまだやってなかった。

8月だか何だか、会場は割と先でした。



でもオープンスペースに
←こんなのが。

人だかりが出来ている辺りが
ベストポジションらしいので、


回り込んでみると・・・・


ちょっと立体的に見えるよ～
という騙し絵(？)。

大体こんな感じですけど、
肉眼で見るほうが
気持ち悪くて面白かったです。


特にこれ以上見るものも体力も残ってないので、
このまま最寄の関内駅までプラプラ歩いて帰ることにして、
象の鼻公園を出ると・・



目の前には税関の建物が。
横浜は、こういう古いテイストの建物が
あちこちに沢山あって、
町並みもまた興味深いです。





Σ(￣Д￣；)

そんな税関の前に何か居る？！






「何あのオレンジのニャンまげ・・・」
と私が聞くと、
父が「あれはカスタム君だ。」と言ってました。
横浜税関のキャラクターなんだそうです。



そんなオレンジのにゃん・・・カスタム君を横目に通り過ぎ、



横浜市開港記念会館の前を通り・・・








神奈川県庁本庁舎前も通って・・・







何故かフラミンゴに見送られ、







（電飾の類だと思われます。
良く見ると、
ガラスだかなんだか半透明な何かの、
ひも状に延ばした物の集合体で、
コードが付いてました。
夜になると点灯するんだと思います。）



辿りついた関内駅から電車に乗って帰りました。

足の裏がとても痛くなったくらい歩いたけど、
これでも全然、開港祭会場は回れてないです。

有料施設のチケット買う方は、
とりあえずお金払った部分は全部見ちゃって、
後日無料施設を攻めるが良いでしょう。

ちなみにこの日のタマ一家は、
エリアごとの一日パス(ベイサイドエリア用)を、
前もって購入していきました。

最初に訪れた施設
(今回の場合はクモロボの居る『はじまりの森』)で
掲示されている（または貰える）、
エリア内イベント上演スケジュール表をチェックして、

とにかくお金払った分は確実に攻略する計画を立てると、
後で泣きを見ないで済みます。

まだ、それぞれ並ぶ様な混み具合ではなかったですが、
とにかくパビリオンを移動するのに良い距離を歩く。

人が混んでると当然タラタラ歩きになるので、
思いのほか予定通りに進みませんぞ！

と、こんな感じで
横浜開港150周年記念テーマイベント
「開国博Ｙ150」レポは終了です。

最後までお付き合い下さった皆様、
どうもありがとうございました～♪