かもめが翔んだ日

♪ハーァバーァライトが 朝日に変わぁるぅ～♪
♪その時 1羽の かもめぇ～がぁ～翔～んだぁ～♪

1羽とか・・・・・・



そんな可愛い数じゃ
ないんだけどね。

先週末、
我が家のキョジャッキー・ジョバタレの鼻面に発生した、
謎の痒々を診せに獣医さんに行きました。

実はこの日の前日から、
前左脚を庇ったおかしな歩き方もしていたジョバ兄さん・・

いつもならリンも付き添いて病院に行きますが、
それどころじゃないのでリンはお留守番させ、
ジョバと二人で行きました。

結果は・・・・

まず、痒々は・・何か良く解んないけど悪くも無いから
「蒸しタオルでマメに拭いてあげてください。」との事。

やっぱりね。
ジョバンニは何が原因か解らないけど、
この謎の痒々が良く有ります。

しかも本犬は気にしてない様子。
(痒くないみたい。全然掻いて無い。)

だから毎度人間が発見して、
薬を塗ったり消毒したりと処置が始まります。

そんで、大体1週間後には何事も無い感じになってます。

まぁ、予想はついてたので・・・これはこれ。

心配してたのは前脚の方で、
それに関しての診断結果は・・・・

痩せろ。・・と。

病院に着いた時、
ジョバンニのテンションは上がりきっていて、
「何を庇ってるって？」という状態で、モリモリ歩いてました。

えぇ・・・・全然、何にも庇ってない感じ。
むしろ責めの姿勢って感じにモリモリと。

で、困った先生は一応触診とかしてくれたけど、
当然のノーリアクションジョバンニ。

現状、まったく症状も原因も無いという事で、
推測と予防と予想の観点から診断結果を出すならば・・・

「もうちょっと痩せなさい」と。

・・・デブなの？

「いや・・・
すごく太ってるってわけじゃないんだけどね。」
(先生、このセリフを3回くらい繰り返したよ。
どっちそれ？ファクト？それともフォロー?)

そんな訳で・・・




デブの烙印をおされたオヤジ犬とその飼い主は、
決して犬の事を言ってられない飼い主の
虚弱な自律神経故に、漢方薬を求めに
駅向こうの薬局へ向かいトボトボと
獣医さんを後にしました。




人混みも気にしないジョバンニとのお買い物は楽チン。
お店の前でも大人しく待っててくれるので、
すんなり薬をゲットして、即帰途につきます。

久しぶりに1人と1匹で川沿いの道をノンビリと。

・・・・ジョバンニ・・・デブだってさ。



ジョバンニ
「へー。
まぁ、そう気にすんなよ。」

いや・・お前だよ。





そんなテンションで歩いていくと・・・



川で水浴び中の
カモメの一群に遭遇。








寒くないのかね・・・。





ジョバンニ・・・カモメが居るよ？



ジョバンニ
「ふーん、あっそ。」

・・・・・興味無いですか。
そうですか。





そう。うちのジョバンニさんは
こういうのに一切の関心を示さない。
(目の前に下りてきたらどうか解りませんけど、
遠くの物は犬猫以外は一切視界に入らない。)

しかし、もう少し歩くと・・・
「流石にこれは目に入るでしょう？」という光景が。



電線に停まる
カモメの大群。







呆然と眺めている目の前で
更にドンドン増えて行きます。







停まれるスペースの無い所に
後から無理矢理押し入って来たりして・・・







小競り合いや罵り合いが始まり
その声は結構うるさい音量に・・。





ジョバンニよ・・・何だろうね、あの状況は。

「犬と一緒だと独り言じゃないのよ！」とばかりに、
結構普通のボリュームの声で、
人通りも気にせずそんな質問を愛犬に問えど・・・


直ぐ目と鼻の先の電線で起きている
「仁義なき戦い」には一切関心の無い
オヤジ犬ジョバンニは、
自分の向かう先を
ただただ見つめ続けるだけなのでした。
(既にかなりヘトヘトだったので、
家に凄く帰りたかったのだと思われます。)






そうですか・・・
興味無し男ですか・・・・。




そう呟きながら、歩を進め始めると、
何事も無いかのように歩き出す連れの犬。

脇目も振らずにカモメの大群を通り過ぎ、
一目散に家を目指すのでした。



←カモメお尻の大群。
(大群を後から見た画)





ジョバンニよ・・・・好奇心って大事だぞ。
精神的なアンチエイジングに特に。



そんな事を思った
「かもめが翔んだ日」でした。