鯛焼き

春だね。

鯛焼きを買いに行ったら、
期間限定で『桜あん』が
売られてました。

綺麗なピンク。
甘過ぎず、程よく香る
桜が春らしいお味です。



実は我が家・・・
鯛焼きを切って食べる。

理由は1度に1個
丸まる食べる事が無いから、
残っている分は、
食べても良いというサイン。


ちなみに齧ってある場合は・・・
「続きは後で食うから手を出すべからず。」というサイン。


チィ姉ちゃんは、
中味の詰まったお腹の部分が好き。

私は極端に甘い物は好きじゃないので、
程ほどに詰まった頭と尻尾が好き。



お互いの食べる部位が違うというのは、
争いにならず良い。
(いや、被っても食べ物で争わないけどね。)

・・・が、



この時はチィ姉ちゃんが、
珍しくお腹の部分を勧めて来る。





タマ
「・・・要らないよ。自分、食べなよ。」

チィ姉ちゃん
「美味しいよ？」

タマ
「んー、でも甘いし。」

チィ姉ちゃん
「一杯詰まってるよ？」

タマ
「いや・・・だから・・・餡子が多いから。」

チィ姉ちゃん
「あー。」

こういう時、
人それぞれ違う価値観とは面白いなと思う。

魚介類が嫌いな人に、それを好きな人が幾ら
「人生で損をしている」と言った所で
価値観が違うのだから伝わらない。

そんな事解っているのに、
魚介類好きは、「勿体ない」等と
一言言わずには居られない。

それもまた価値観の成せる業。

そんな事を思っていると、
チィ姉ちゃんがおもむろに口を開く。

チィ姉ちゃん
「卵・・無い。」
(この日の晩御飯はスキヤキでした。)

タマ
「・・・あぁ、そう？」

そういう事。(笑)
この後私はお使いに出されました。
(その間妹はご飯の支度をしてました。)


ジョバリン
「鯛焼き丸ごと大好きさ。」

・・・・・いや、やらないし。




鯛焼きがって言うか、
食べ物全般何でもクレクレでしょうよ。
(若干ウザイくらいにな。)

・・・・まぁでも、

それもまた、犬と人との
食べ物に対する価値観の違い・・・なのかもね。