ジーマーミー豆腐を作ろう。

多分・・・凝り性なんですよね。

ハマリだすと、病的な神経質さで
突き詰めるタイプなのです。

何でかんでも。

ＧＷ前の記事で、沖縄のお店から取り寄せた
手作りジーマーミー豆腐が美味しかったんですよ。

私、
このジーマーミー豆腐って食べ物が、
スゲェ好きなんですけどね・・

前々から「これは作れる」と思ってたんです。
(ごま豆腐と一緒だよ。)

ただ、
ハマリ出すと自分でも鬱陶しいから、
避けて通ってました。
(売ってる品々に何の不満も無いので、
自力で作らなくても全然ＯＫだし。)

・・・が、

万物の謎にオールマイティに食いつくチィ姉ちゃんが、

「これ作ってみたい。」

・・・・と言い放った事により、

ＧＷに我が家では急遽
「ジーマーミー豆腐製作委員会」が発足されました。

そして5月に入ってから3日間、
理想のジーマーミー豆腐を目指して
連日作り続けたんですよ。

折角だから、それをここにご紹介。



まず
生落花生を用意します。





炒ったものでも作れますし、
ぶっちゃけピーナツバターでも作れるらしいですよ。

が、
火が通してあるやつで作るとちょっと焦げ臭いとか・・・

風味付けに少量加える程度が美味しいらしいですが、
実際に我が家ではやってみた事が無いので何とも・・・・



とにかく落花生を
水につけて渋皮をふやかして・・・
(お湯に1時間位でもふやけるよ。)






渋皮を剥きます。
(ふやけないと剥くの
すごい大変だってだけだよ。)






こいつを一晩くらい
ヒタヒタの水でふやかします。







そしたら
水ごとミキサーへ。











ドロドロ～ン。
これを・・・







濾します。





上の写真みたいな状態を、
どっかの化粧品会社のＣＭみたいに
ボンヤリ見守ってる必要は無いです。

そんなにデリケートなもんじゃないので、

巾着状にした布巾を
ギュムギュム絞っちゃってください。



はい。
落花生汁と
おからが出来ました。




この落花生汁ですが、
最初に用意した落花生の3倍くらいを作りたい！

・・・・つまり、

解りやすく言うと
２００ｇの落花生から６００ｃｃの汁をとりたい！！

ですから、

ミキサーの所でそこそこの水気追加を必要とするのですが、
あんまり足すと濾すの鬱陶しいから・・・・そこそこで。
(濃すぎても濾しにくいので、マジそこそこで。)

で、いざ汁完成！ってところで3倍になるまで水足します。

ちなみに・・・
何で3倍なのかは知りません。

我が家も今回作ってみるに当たり、
レシピを調べたのですが、レシピを公開している方達
皆が口をそろえて3倍と言うのです。

で、濃度を変えた汁を確認してみましたけど、
結論から言うと・・・

3倍くらいが一番美味い。(笑)

濃すぎると生臭くて不味いし、
薄すぎると何の味だか解んない感じに・・・
(↑豆乳に似てくるぜ？)

なのでパイオニア達は「3倍」と
おっしゃるんじゃないかなぁ・・・と思います。


さて、続きですが・・

我が家で固めるのに使用したのは、
吉野葛(ごま豆腐はこれが多いかな。)
とタピオカ粉。






それぞれ特徴があるので、
実際に使ってみて、
追々自分好みの配合に
したら良いと思います。

ちなみに私個人的な印象は・・

吉野葛：
温かい時の舌触りは、
良い具合の粘り気と口解けで心地良いですが、
冷やした際には粉っぽくなる。
完成した豆腐がサラリと切れて欲しいなら
こちらを多めにすると良い気がします。
(でも若干ザラ付く感じが残る。)

タピオカ粉：
温かい時の粘り気は半端無い。
(鼻水レベルに鬱陶しい。)
冷やした時にもほど良く軟らかく、
プニプニネバネバ感が維持できる。
粘り気の強い豆腐を作りたいなら
こちらを多めにすると良いと思います。

・・・・こんな感じ。

で、我が家がどうしたかと言うと、
最初は半々にして見た。

そこから徐々に自分の好みに調節していって、
最終的にはタピオカ粉オンリーになりました。(笑)


とにかく、そんな感じで
自分の好みに調節した粉を、
ジーマーミー汁に溶かして
(つぅか沈まないように混ぜながら)
火にかけます。



あんまり火が強いと急激に固まって
「オタオタするのが関の山だよ。」って感じの固まり方をするので、
中火～弱火で自分の判断力と適応能力に応じて
火加減を調節したまへよ。


固まってきても、元々汁が白くて
火の通りが判断し辛いので、
少し（30秒くらい？）練って
全体的に火が通る様にすると良さ気。
(あんまり早く上げると生臭い気がするよ。)





器に移して荒熱をとったら冷蔵庫へ。
(ホットジーマーミー豆腐も美味いけど
激熱いので注意。)




砂糖醤油でお食べなさい。

麺つゆでも美味いです。

何ならポン酢でも好みでどうぞ。

基本的に己の欲望の赴くままに・・・で、どうぞ。

今回のレシピですが、あくまでもタマん家の好みのレシピです。

・・・が、

とっかかりのガイドラインとしてご紹介するなら↓

揚げ出しなどの調理をして温かいうちに食すなら、
葛粉が入った配合で、
６００ｃｃの汁に対して６０ｇ前後が扱いやすいと思います。
(温かい調理は、豆腐の粘り気が強いと
本当に危ないくらい熱いです。マジ注意で宜しく。)

冷やして(冷まして)そのまま食すなら・・・
これは本当に好みですが、
上記加熱する用は売られているジーマーミー豆腐より
かなりシッカリ目な仕上がりなので、
少し減らして４０ｇ弱～って感じ。
40切ると結構軟軟してくるので・・・まぁ好みだけど。
(スウィーツ扱いで食すならそれも良いでしょうねぇ。)

20ｇまで減しちゃうと、固まるのかどうか・・・な感じです。
(葛はダメだった。タピオカ粉は試してない。)

葛粉とタピオカ粉の配合は好みで調節してください。
(事前に、それぞれ少量を同量の水で溶いて、
レンジにかけて確認してみると良いかも。
冷めて来た時に解りやすく差が出るので、
本当に少量でやってみてくだされ。)

落花生汁に水を足すところで、
出し汁を入れてみても美味いかも知んないね。
(ごま豆腐的な感じだね。)

ちなみに・・・



おからは卯の花や
野菜と一緒に炒めて卵とじにしても
シャクシャクした食感が面白く美味しいです。
(シチューとかに加えても美味いかも・・)



是非お試しあれ～。

美味しーよっ！