お誕生日おめでとう

マヤちゃん、
お誕生日おめでとう。

今年もこの日が来ましたね。

今頃、貴方は何をしてますか？



フカフカな雲の上で
日向ぼっこでもしてますか？







ジョバの様なヨワヨワ君を舎弟につけて
走り回っているのでしょうか？





時が過ぎ、悲しみは消えても
貴方の思い出は薄れる事はありません。

歳と共に、
記憶力は衰えてる気がするのに・・・

何ででしょうね？(笑)

昔の同級生の名前が思い出せなくても、

以前の仕事で毎日繰り返した作業手順が
今じゃ一切思い出せなくても、

元彼の誕生日が全く記憶に無くっても、

最近仕事で会った人の顔が、
何故か薄らボンヤリしか思い浮かばなくても・・・

貴方が
どんな良い缶詰より、
マグロのトロより、ウナギの白焼きより、
カルカンが好きだったや、

トイレで用を足して埋める際、
念入りに埋めすぎて手についたブツを
若干パニクってトイレカバーの壁に擦るものだから、

外から見てると、半透明のカバーにまるで
ホラー映画の様に貴方の手が手形を付けていく光景は、
目に焼きついて離れません。



そしてその記憶は
いつも私を慰め癒し笑わせてくれる。





ありがとう。

貴方が生まれてきてくれた事、
私と共に過ごしてくれた事、
それがどれ程大切な宝となったか・・・

貴方がこの世を去った今でも
私の足元を常に明るく
照らしてくれていることか・・・




ありがとう。
本当にありがとう。




貴方は記憶となって私と共にあり、
そんな私はまた別の人の記憶となってその人と共にある。

そうやって、貴方から貴方をを知っている私へ、
そんな私を知っている私の大切な人達へ、
そしてその人達を知っている彼等の親しい人達へと、
記憶は移り変わり、

貴方と私の存在が
すっかりこの世界から消えた頃、

私達はきっとフカフカの雲の上、

ゲラゲラ笑いながら、
虹の橋で滑り台でもしてるかもしれないね。

きっとまた会えるよ。
きっとまた会おうね。




必ず、
もう一度貴方を抱きしめる。




だから待っててね。

貴方が生まれたこの日に、
ありったけの愛を込めて。

またね、マヤ。
大好き。